52歳・男性
症状:勃起したり、しなかったり・・・
体質:神経質、腰痛、頻尿、慢性的な疲れ、胃腸はあまり強くない
中医学では、勃起障害などの精力減退は、生命のエネルギー源とされる「腎気」が衰えるために起こると考えられています。腎気は幼少期から次第に体内で増加していって、青年期にピークに達し、その後、加齢とともに減少していきます。中年期以降は「腎虚」と呼ばれる状態になル場合が多いですね。「腎虚」になると、疲労感、頻尿、排尿困難、性欲低下、冷え、しびれなどの症状が出やすくなります。
「腎虚」の状態を改善することによって、これまで腎気の衰えのためにうまくいかなかった興奮の伝達がスムーズになり、勃起を促す脳や神経の働きが活発になるため、勃起障害の中で最も多い心因性の勃起障害に対して、漢方は優れた効果が期待できます。
ひろみち先生の処方
減少した腎気を補うため、漢方では具体的には、補腎剤と呼ばれる「牛車腎気丸(ごじゃじんきがん)」、「八味地黄丸(はちみじおうがん)」、「六味丸(ろくみがん)」などを使います。牛車腎気丸は疲れやすく、冷えや下肢のしびれが強い人に対して用い、八味地黄丸は、胃腸が丈夫で、比較的体力がある人の高血圧や糖尿病を緩和し、下半身の機能低下にも有効です。六味丸は、古い書物に「性的衰弱で陰痿、遺精、耳鳴りを訴え、根気無きもの」に効くとあり、牛車腎気丸、八味地黄丸と同じように排尿障害など、下半身の病気に効果があります。
ですから、この方には「紅蔘」と「六味丸」という漢方薬が非常に効果的です。紅蔘は最強の「補気剤」であり、六味丸は「腎気」を補う漢方薬です。このようなものを2~3ヶ月続けることによって、みるみる元気が出てきます。
「亜鉛」も忘れてはならないミネラルですので、是非毎日飲んで下さい。
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「ひろみち先生の性生活向上クリニック」
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by visera
| 2005-08-11 12:35
| 男性の悩み相談室